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LISBONの店長コラム


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北ポルトガル


【コスタ・ヴェルデ】(青い海岸)
 ドウロ川上流の渓谷にはブドウ畑が広がり、流域の街にはワイン工場が並んでいます。
ポルトガル発祥のこの地は、その名のとおり緑の土地です。
ポルトガル北西部のドウロ川とミーニョ川という母なる2本の川と、温暖な気候がこの地に豊穣をもたらし、芳醇なワインの産地となりました。
リスボンから北上すること300km。スペインに水源を持つドウロ川が大西洋へと注ぐ丘陵地帯に、ポルトガル第2の都市ポルトがあります。その名からも分かるように、ここがポルトガル発祥の地であり、甘く濃厚な味わいで知られるポルトワインもこの都市の名に由来しています。歴史的に説明しますと… 8世紀初頭、この地を支配していたローマ帝国が衰退し、代わって支配権を得たのはイスラム教徒のムーア人でした。997年、フランス貴族のアンリ伯爵が立役者となりイスラム勢力を駆逐し、ふたたびキリスト教徒の地となりました。彼は土地の名にちなみポントカレ伯となり、息子のアフォンソ・エンリケスがポルトガル初代の国王となりました。そして、14~15世紀の大航海時代には、リスボンと並び進出の拠点港として栄えました。大航海時代の幕を開けたエンリケ航海王子の生誕地でもあります。観光には、ドウロ川沿いの旧市街がお勧め。中世の街に迷い込んだような雰囲気が堪能できます。街歩きの後にはポルトワインの醸造所を訪ねてみるのも楽しいです。ガイア地区にはポルトワインのメーカーが50以上もあるそうです。昔ワイン樽を満載したボート(ラベーロ)が醸造所の前の河岸に着いたということですが、今は観光用のラベーロがみられるだけです。毎年6月24日の聖ジョアン祭りではラベーロのレースがみられるそうです。ポルト歴史地区は1996年世界遺産に登録されました。
バルセロスはのどかな街。ポルトガルのシンボル、赤い雄鶏はこの街で生まれました。:スペイン北西部の聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラ詣での途中、ある巡礼がこの街で無実の罪をきせられて死刑を宣告された。巡礼はサンチャゴ(聖ヤコブ)の加護を祈り、裁判官の家を訪れた。ローストチキンの昼食をとっていた裁判官に、無実の証に奇跡がおこると告げたところ、皿の上の鶏が立ち上がって鳴いた。裁判官は巡礼を無実とした。:という言い伝えがあります。毎週木曜日に開かれる露天市もおもしろいです。
ギマランイスはポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスの生誕の地です。アフォンソ1世ゆかりの史跡が数多くあり、歴史の重みが残っている味わいのある街です。
ブラガはブラガ県の首都。“ポルトガルの庭Jardim do Portugal”と呼ばれるほど、鮮やかな緑、色とりどりの花にあふれ、豊かな農作物、おだやかな風光に恵まれた土地です。歴史的な背景もあり、別名“祈りの街”といわれる宗教都市でもあります。教会や聖堂が数多く点在し、ブラガ郊外にある聖地ボン・ジェズスは全国から巡礼者が訪れることで知られています。
コスタ・ヴェルデにはそのほかにも小さな街があります。
☆スペインとの国境をなし、頑丈な城壁が張り巡らされたヴァレンサ・ド・ミーニョ。街の中心は星型の要塞に囲まれた旧市街です。
☆大西洋沿岸、リマ川の河口に開けた街、ヴィアナ・ド・カステロ。古くから漁港、貿易港として栄え、大航海時代に活躍した船員達はこの街出身者が多いといわれてます。この街で有名なのは巡礼祭、“ロマリア祭り”。別名“嘆きの聖母祭Festas da Senhora da Agonia”といいます。祭りは近くの嘆きのマリア教会Nossa Senhora da Agonia への宗教行列がメインとなっています。女性は黒い民族衣装を身にまとい、白いスカーフをつけ、手に花で彩られた美しい燭台を持ってこの行列に参加します。行進が終わると、町中がお祭り広場と化します。歌、民族舞踊、闘牛、花火、そして市がたつ。ポルトガル全土から巡礼者が集まるミーニョ地方最大のお祭りです。
リンドーソ。60ほども群集している高床式のとうもろこし倉庫エスピゲイロEspigueiro が有名。山あいの国境のちいさな村。
アマランテ。しばしばポルトガルを紹介する風景写真にも登場する美しい景観を持った街。
3世紀頃、愛を授ける守護聖人ゴンサーロが定住したとされており、縁結びの街としても知られているそうです。
小さいけれど、美しい町がある。そんな北ポルトガルです。
★2001年末にギマランイスの中心部歴史地区ドウロ川上流の丘陵地帯が世界遺産に登録されました。
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by lisbon-jp | 2006-01-08 16:27


ポルトガルという国

 
 
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サウダーデ…ポルトガル人の感情や人生観を最もよく表しているポルトガル語です。懐かしさ、思い出、郷愁と訳されています。ポルトガル人に愛されている民衆の愛歌、ファドにもこの言葉が頻繁に使われていることからも分かります。南欧の明るい日差しに照らされながらも、どこか物悲しくて何か懐かしさをかもしだし、我々異国人でさえも郷愁を呼び起こすような風景がそこここで見られる国、尊大なところがなく、気取りがなく、親切な国、それがポルトガルです。
ポルトガルは北緯36°58″(茨城・栃木・群馬の県境)から42°9″(襟裳岬)、西経6°11″から9°30″にかけて位置するイベリア半島の最西端、つまりヨーロッパ大陸の最果て大西洋に開かれるように位置する国です。面積は9万1982k㎡(日本の約4分の1)、人口は1千万人弱(東京より少ない!)です。首都はLISBON。
 国全体は、大きく6つの地域に分けられます。北から【コスタ・ヴェルデ】【モンターニャス】【コスタ・デ・ブラタ】【ブラ二シェス】【コスタ・デ・リスボア】【アルガルヴェ】です。この後、ゆっくりとそれぞれの地方を旅するように紹介できたらと思っています。
あまり期待しないでゆっくりお付き合いくださいね。
by lisbon-jp | 2006-01-07 12:08

    
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