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LISBONの店長コラム


大航海時代の主要港 ベレン地区

 リスボン市西部のベレン地区。
観光客にとって最も印象に残るのは「発見のモニュメント」です。紺碧の海と四月二十五日橋を背景に、白く輝くモニュメント。高さ52メートルの帆船をモチーフにした塔は、港に向かって舳先をたてています。先頭に立つのはエンリケ航海王子。その後ろには、同じ時代、様々な分野を担った、航海者・学者・詩人・宣教師達の像が続いています。他国に先駆けて、ブラジル・アフリカ・東洋の果てまで、大きなネットワークを築いた人々の、希望と誇りに満ちた姿が再現されています。1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられました。そこから岸壁沿いに西へ800メートル程行くと、遠目からは中世の古城のように見える「ベレンの塔」があります。1階に水牢、2階は四方に守備の為の小塔が水辺に向かって突き出ており、その下の窓から大砲が構えています。3階は王の居室で、遠い海外拠点から帰還した船をテラスから謁見したそうです。マヌエル様式の美しい宝塔。遠い東洋やブラジルから苦難の末に故国にたどり着いた軍人・船乗り達にとって、この見事な光景は素晴らしい感動をもたらすものだったに違いありません。王族を先頭に王室の事業として数代続き、莫大な利益をもたらしたポルトガルの海外交易、開発事業には、このような気配りがあったからだと思われます。「ベレンの塔」は、1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。
 写真は「ベレンの塔」が描かれた、タイルです。a0053466_1450248.jpga0053466_1450248.jpg
by lisbon-jp | 2011-08-26 14:50

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