LISBONの店長コラム


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代々の王妃に愛された町、今も華やかさが残るオビドス

リスボンの北86km、オビドスは城壁に囲まれた人口800人ほどの小さな町です。
町の歴史は、ローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐため、砦が築かれたことにさかのぼります。その後、イスラム教徒に征服され、1148年アフォンソ・エンリケス(アフォンソ1世)によってムーア人の支配が終わると、町の再建が行われました。1282年、ディニス王とこの町を訪れた王妃イザベルは、この小さな町の美しさに惹かれ、王妃の直轄地としました。それ以降、1834年まで、オビドスは代々王妃の直轄地となり、今なお中世のままの姿をとどめています。30分もあれば一回りできるほど小さな箱庭のような町。『谷間の真珠』と呼ばれる絵のような可愛い町。気ままに、あちらの道、こちらの小路と歩きまわってみるのが最高ですが、スタートはやはり城壁の西の門・Porta da Vilaから。イスラム時代に造られたオビドスのメインゲートです。敵の侵入を防ぐため2重のジグザグ構造になっており、内側に小さなお堂が祀られています。アーチ型の通路の内側は18世紀のアズレージョ(装飾タイル)で覆われていて、必見の価値があります。門を入ると、小さな広場。2本に分かれる道を左に進むと、オビドスの中心街のディレイタ通り(Rua Direita) 。ブーゲンビリアやゼラニウムの花で埋まった白壁の家にかこまれているこの石畳の通りには、みやげ物屋やレストランなどが並んでいる。300mほど歩くと、サンタ・マリア広場があり、町で一番大きなサンタ・マリア教会が立っています。1444年、10歳のアフォンソ5世が、従妹でもある8歳のイサベルと結婚式をあげたのがこの教会。教会内は、壁全面が17世紀のアズレージョで覆われ、内陣にはルネサンスの代表的彫刻家ニコラ・シャントレーヌによる石棺があります。教会の右手奥には市立美術館。ディレイタ通りをさらに進むと、突き当たりに小さな城があり、現在はポサーダ(古城を改築したホテル)として使われています。
オビドスみやげとして有名なのが、ジンジャというサクランボを漬け込んだ果実酒。口あたりはいいが、ワインよりアルコール度が少し高いので、ご用心。
リスボンから車で1時間半もかからないオビドス。お勧めのスポットです。
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by lisbon-jp | 2008-08-01 13:06

    
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